トータルヘルスとは

・・・真の健康と幸福ために・・・

当NPOで提唱する『トータルヘルス』とは、人の生活に関わる要素を総合的・有機的に統合し、すべての人の健康生活に活用できるよう体系化したものです。

個人の幸福と社会の平和は、過去から現在まで、だれもが求め続けてきたものです。人が求める共通の望みは、安らかな心、健康な身体、円滑な人間関係、平和な家庭、豊かな生活、身体的能力、知的能力、様々な成功、世界の平和などです。

 どんな夢や願望も、基盤となるものは真の健康です。なぜなら、健康がなければ、喜びも、充足感も、ありがたさも、美しさも、愛も、感じることができません。真の幸福感を、味わうことができません。幸福を感じることもできないようでは、良い生き方も、平和な世界もあり得ません。

 健康は、生活の反映であり、生き方そのものです。真の健康を得るためには、毎日の生活や環境を見直して整えることが必要です。健康な心身をつくり維持していくためには、『人』を表面的・部分的・一時的な観方ではなく、総合的にとらえて対処することが必要です。

現代人の生活は、極めて多様化しています。精神生活、食生活、動的生活(運動)、生活環境など、暮らしに関わるあらゆるものが健康を左右します。

それぞれのものには、さらに多くの要素があります。精神生活においては、知性、理性、下意識(潜在意識)、感情、感性、核心意識(心核)など、多重構造をなす心が相互に関連をもちながら人の心身をはじめすべてを支配しています。

食生活においても、食材、調理、組み合わせ、食べ方など。食材は、産地、栽培、加工、栄養、保存など。調理は、水、調味料、加工法、加熱法、調理器具、食材の処理法、組み合わせなど。食べ方は、時、量、食べる時の意識など多くの要素が関わってきます。

 人々の複雑きわまりない生活全体を整理し、全体が調和した生活を日常の習慣にしていくことが真の健康につながります。

 生活全体を整理すると、実生活はとてもシンプルになり、すべての面で生きやすくなります。そして、心身が安定し、物心ともに余裕ができて、人にとって最も大切なものへ意識を向けるゆとりが生まれます。そこから初めて、幸せと平和が生まれる基盤ができ上がります。

 病気やけがの対処法においても、『人』の基本メカニズムを根源から知って対処しなければ、結果は得られません。現代の医療態勢のままでは、病人や寝たきり、精神障害者が激増の一途をたどることは目に見えています。

 人の身体を細分化し部分のみを観て対処するのでは、健康になるどころかかえって病気がエスカレートすることになります。原因を除くことに視点を向けず、薬品で目の前の現象(症状)を消すことだけを考えるやり方は、事態が悪化するだけです。また、癌や潰瘍のなどは、まるで悪魔の使いのように観て、破壊や切りとることだけを考える。そのやり方は、不幸な人々をますます増やしていくことになります。

 病気やけがを治すのは、自身が本来持っている自己治癒力がすべてです。自己治癒力は、心身を正常に維持するための条件をすべて充たすことによってのみ、十分発揮されます。  

自己治癒力を完璧に働かせるには、二つの条件が必要です。一つは、身体のどこにも負荷がない状態にすることです。二つ目は、自己治癒力を最大限に機能させるための、主要器官をフル活動できる条件を整えることです。この二つの条件を完璧に充たすことができれば、どんな病気も安全・速やかに治癒します。そして、再発することもありません。

当『トータルヘルス』は、病気の予防と治療についても統合体系化し、あらゆる場合に対処する理論と方策です。