健康をはじめ、スポーツ、音楽、武道、体操、学習など、あらゆる分野において、呼吸は基本です。呼吸が整っていると、進歩が早く、能率が増し、疲労が少なく、ミスが少なく、能力がフルに発揮できます。  深くゆっくり腹で呼吸することが、基本です。下腹を大きく動かして ゆっくり呼吸をすることによって、肺全体が大きくふくらみます。こうして、肺内部の圧力が上がり酸素の吸収率が上がって、血液中の酸素量が増えます。酸素量が増加すると代謝が上がり、細胞の基本機能が高まります。脳細胞にも、酸素の供給が増加して、脳機能が高まります。それにつれて、脳の中心に位置する脳幹の機能が向上するため、ここから全身に伸びている自律神経系とホルモン系の機能が高まります。その結果、身体と心が安定します。