身体各器官をコントロールしているのは、自律神経系とホルモン系です。自律神経とホルモンの中枢は、脳の中心にあります。脳が全身器官をコントロールし、正常バランスを保っています。脳は、心と直結しています。したがって、心の状態はストレートに身体に反映します。

楽しい、うれしい、感謝などポジティブな心のときは、自律神経は安定し、ホルモン分泌が活発になり、血流が盛んになり、免疫力は増強し、全身細胞の機能は高まり、健康レベルが上がります。反対にネガティブな心はすべてがマイナスになり、全身のあらゆる機能が低下して、病気やけがをおこしやすくなります。病気があれば、悪化していくことになります。傷があれば、治りにくくなります。重篤な病気は、命にかかわることにもなります。

レベルの高い真の健康を望むなら、心の調和が必須です。食生活が完璧であっても、いかに優れた健康法を実践していても、いかに環境が良くても、心が不調和であれば真の健康を得ることはできません。  精神的調和の状態とは、心全体(意識・無意識・感情)が整って、愛と喜びに満ちた至高の境地です。調和の心であれば、いつまでも健康で幸せな生活が維持できます。