都市伝説ではなかった!?
「高層階に住むと流産しやすい」

上図は2010年7月3日、日本臨床科学医学会で発表されたものです。講師:東海大学医学部講師 逢坂文夫先生
著書「コワ~い高層マンションの話」では、多くの調査結果を示している。

高層マンションでは流産だけでなく、流産・神経症・ひ弱な子供・アレルギー疾患・高血圧なども増加する」とのことです。
この調査結果は、1990年代に厚生省の依頼で出したものですが、政・官・建設業界は沈黙!

イギリスでは1960年代に調査され、「就学前の子供がいる場合、高層マンションに住むべきではない」と結論され、国際的にも呼びかけられました。
その主たる原因 → 謎!

当NPOでは、東海大学医学部のまだ在職中であった逢坂先生を訪ね、調査内容等のお話を聞くことができました。
逢坂先生は、高所による恐怖感や運動不足、光化学スモッグ、高層マンション特有の微細な揺れなどをあげていましたが、どれも決定的なものではありません。

以下、宝島社 コワ~い高層マンションの話 一部抜粋

「このデーターから見ると、残念ながら、33歳以上の女性の流産割合は、低階層でも2割、高層階居住者では7割を占めてしまうという驚きのデーターが出てしまったのです」
パワ^ポイントで講堂のスクリーンに「10階以上:66.7%」の図表が大きく写し出されると、それまで、半信半疑のせいか、そこかしこで聞こえてきた研究者たちのざわめきがやみ、会場は沈黙に包まれた。発表者は続ける。
「高層階に居住すればするほど流産割合は増加し、出産年齢が高くなればなるほど、さらに増加する、という結果になりました。・・・

まだこの問題を否定する人も少なくはありませんが、実際に体調の悪い人もいます。
高層階の気圧や微振動、携帯基地局のアンテナの電磁波など、部分的、あるいは建物別で問題があるのかもしれません。

当NPOでは様々な観点から、調査をしていきたいと思っています。