Body Compass

2008年に開発したBody Compass(経絡チェックによる内臓機能判定システム)は、既存の経絡チェックシステムの問題点を解消しながらも、独自の指標と結果から推測される対策を提示できるオリジナルシステムです。

測定理論

 細胞が活動している時は、内部に電気(起電力)が発生します。この電圧は、細胞が正常に機能している場合は常に一定です。しかし、何らかの原因で負荷が増大すると、起電力が増加します。逆に細胞の機能が低下すると、起電力は減少します。この起電力を測定することによって、細胞の機能状態を推測することができます。

 器官の起電力を測定するには、経穴(ツボ)を利用する方法が合理的です。安全、簡便、短時間、低コスト、信頼性において、高く評価できます。
東洋医学においては、過去の多くの医療関係者によって経穴が人体に及ぼす作用が広く知られています。1950年には、中谷義雄医博によって、経穴と臓器との相関関係が確認されています。中谷義雄は、経穴には電気的に特別な性質があることを発見し、これを治療に応用しました。

 経穴に微弱な電圧をかけることによって、その関連器官の機能を測定することができます。経穴に対して直流マイナス10V程度の電圧を負荷すると、微弱電流が特定組織(ボンハン管であろう)を通して器官に入り、全身に分散していきます。一方、プラス電極を人体の一点に触れると、電流の流れる回路ができるため電流値を測定することができます。このとき流れる電流は、細胞の起電力の高さに比例します。したがって、各器官の経穴の電流値を測定しこれを集計することによって、器官の機能レベルを推測することができます。

従来の問題点

従来の測定法では、以下の点で測定条件を一定にすることができず測定結果が不正確になります。

  • 測定導子に詰める綿の密度を一定にしなければ、伝導度に差が出ます。
    密度を一定に保つために、経験による熟練が必要になります。
  • 24か所の経穴を測定する場合、最初に比べ最後に近づくに従って綿に含む水分量が減少し、伝導度が下がります。
    とくに、皮膚の乾燥度が高い、空気中の湿度が低い、室温が高い等の場合は、水分量の変化が大きくなります。
  • 導子を皮膚に接触させる圧力によって、伝導度が異なります。綿の密度、水分量、皮膚乾燥度、気温、湿度等により、伝導度が大きく異なります。
  • 導子を皮膚に接触させる角度によって、伝導度が大きく異なります。

ボディコンパスは、以上の問題点をすべて大幅に改良しました。 

その他

その他、健康器具に関しては、既存のものの調査・指導をしたり、また全く新しいアイテム案の開発に向けての調査・研究をしています。