(3)動的生活

身体を造っている細胞には、酸素と栄養素を絶え間なく供給しなければなりません。わずかでも不足すると、ただちに機能が低下します。しばらく供給が止まれば、細胞は死滅します。全身のすべての細胞に必要なものを供給するためには、常に血液が全身を滞りなく循環していなければなりません。

一方、細胞は活動することによって、様々な老廃物を生み出します。各器官から老廃物を回収し、肝臓・腎臓を通して体外に排出しています。老廃物の回収には、血管とともにリンパ管が重要な役割を担っています。供給・回収ともに、血管・リンパ管を介して行われるため、循環が円滑でなくてはなりません。血管・リンパ管を、血液・リンパ液が円滑に流れるためには、筋肉の伸縮活動が必要です。筋肉活動によるポンプ作用によって、体液の流れは促進されます。リンパ循環は、特に筋肉の活動によって流れが左右されます。

いかに血液の質が良くても、動くことがなければ循環不良をおこして体中に老廃物が停滞して、様々な障害を引きおこすことになります。

若いうちは、動かなくてもある程度は循環します。しかし、高齢になるほど血液循環が悪くなり、動かなければ循環しなくなります。多くの人は、高齢になるほど動かなくなります。そのため、全身の組織が硬くなり、筋力は衰え、脳が衰え、老化に拍車がかかっていきます。老化による衰えは不可抗力ではなく、すべて自己責任です。不調和な生活が、すべての原因です。

特別な運動をする必要はありません。日常生活を、スピーディーにこまめに動くよう習慣にするだけでいいのです。


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