(8)休息・疲労・未病

人は生命活動によって、常に体内に老廃物が発生しています。脳、心臓、筋肉などをはじめ、すべての器官は活動による副産物(老廃物)をつくり出します。これらの老廃物が疲労物質です。老廃物は速やかに排出しなければ体内に蓄積し、正常な機能を阻害して健康を保つことができなくなります。疲労物質を蓄積したままにしておくと、生活習慣病の大きな原因になります。

体内に老廃物の蓄積が多くなってくると、徐々に各器官の機能が低下してきます。それがいつまでも続くと、慢性炎症に発展していきます。このように長年の生活習慣の不正によって慢性的に体力が落ちてきた状態を、東洋医学では『未病』といいます。未病をいつまでも放置しておくと、本当の病気に進んでいきます。

もっとも老廃物がたまりやすい器官は、緻密な組織であり運動などでもあまり動くことがない歯茎、乳房、子宮、卵巣、前立腺などの器官です。

全身に老廃物が蓄積すると、身体は自然に休息を要求して老廃物を排出しようとします。その時は休息や睡眠を十分にとって、老廃物を排除しておかなければなりません。

現代人は、適切な休息をとらずに身体に過度な負担をかけ続けていることが多くなっています。さらに現代人の多くは、睡眠の質が悪いため十分な休息ができていません。休息と睡眠を適切にとることは、健康を保つうえで重要なことです。

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