生命研 健康ニュース

News

花粉症犯人は、花粉ではない!

人は、常に外敵や異物などにさらされて生活しています。細菌、ウィルス、カビ、ホコリ、化学物質等々、数え切れないほどのものが体内に侵入してきます。どんな侵入物があろうとも、人体は即座に対応して、自身を守る体勢をとります。体内のあらゆる器官が、見事なまでの連携プレーで侵入者を排除します。この機能があるため、人は生きていくことができるのです。この、自己防衛システムの一部が狂ってしまい、暴走してしまうのがアレルギーです。アレルギーは、実に様々なタイプがあります。特に花粉に対して、過剰に反応をするのが、花粉症と呼ばれるアレルギー疾患です。

 花粉症の引き金になる植物は、杉、桧、さわらなどの樹木、カモガヤ、オオアワガエリ、ナガハグサなどのイネ科植物、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどの雑草類です。そのうち、特に杉、桧、ブタクサなどが、最も反応を起こす人が多い因子です。

 近年花粉の飛散量が増加し、それに比例して花粉症が増加してきました。その相関関係から、杉の木が犯人だと断定されてしまいました。悪玉の杉の木を手当たり次第に切リ倒してしまおうという計画が、大真面目に取り上げられ、莫大な予算が計上されたこともあります。

 様々な現象を、表面的、断片的、一時的、無機的にしか捉えられないのが、人の常です。人体については、特にその見方が強くなるため、花粉を犯人にしてしまうのです。原因は、すべて自分自身の内側にあります。花粉は、単なる誘因に過ぎないのです。

 花粉は、本来身体にとってとても有益なものです。どんな花の花粉も、栄養成分や有効成分が多量に含まれています。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂質、酵素、核酸、植物ホルモンなど、有効成分の宝庫です。花粉の成分は、血液を浄化し、血管を柔軟に強化し、出血を防止し、血圧・脈拍を安定させ、心臓の機能を高めます。腸、肝臓、膵臓、生殖器、皮膚、内分泌線、自律神経などを、高上させます。アレルギーの改善にも、大きな効果があります。

 外界から侵入する異物や病原菌から身を守る働きを、免疫と呼びます。免疫の仕組みは非常に複雑でデリケートであるため、体内環境が少しでも乱れるとバランスを崩してしまいやすいのです。免疫システムが異常を起こすと、様々なトラブルが発生します。とくに花粉に対して過剰な防衛反応を起こして、苦しむような事態に陥ってしまったのが、花粉症です。

 免疫システムの異常は、特定の器官の障害ではなく、システム全体のアンバランスで起こる機能障害です。したがって、免疫細胞の質とコントロールシステムを正常化しなければなりません。

免疫システムが機能するとき、主体となって働くのは白血球などの免疫細胞です。免疫細胞は、血管やリンパ管の中に分布して機能している血液細胞の一部です。したがって、血液の質を良くすることが、免疫細胞の質を高めることにつながります。血液は、すべて食物を素材にして造られます。血液を改善するには、食事を整える以外にありません。

 食事は、良質な血液細胞の素材になるものだけにして、腸、肝臓、腎臓、副腎の機能を高上する食物を摂ります。

 腸の機能を高め、腸内環境を整えると、良質血液の基盤ができます。肝臓の機能を高めると、血液細胞の質が高上し、免疫細胞を改善します。腎臓機能が高まると、血液中の老廃物が排除され、血液が浄化されます。副腎の機能が高まると、免疫細胞がコントロールされ、バランスが整います。こうして、免疫細胞全体が、正常に機能できるようになります。

 以上のように、免疫細胞の素材、免疫細胞の生成、免疫細胞の統制、それぞれが正常化することにより、アレルギーは完治させることができます。

 免疫システムを正常化するには、砂糖、油、動物食品、一般加工食品を控えるか止めることが必要です。特に乳製品、卵製品、大豆加工品は、食べない方が早く改善します。その上で、アレルギー体質を改善する食物を積極的に摂るようにすると、体質が改善されていきます。

【アレルギー体質を改善する食べ物】

 葛、葛葉,ダイコン葉、ニンジン葉、玄麦ハトムギ、タンポポの根、ニラ、キクイモ、レンコン、自然薯、黒ゴマ、ヨモギ、カボチャ、カボチャの種、モヤシ、ネギの根、ゴボウ、サトイモ、ユリ根、キクラゲ、ネギ、タマネギ、アサツキ、ワケギ、ネブカ、ラッキョウ、フノリ、ヒジキ、ノリ、アオノリ etc

難治性の花粉症の場合は、さらに厳格な食事療法が必要です。加えて体質改善のための自然療法を行うことが望ましいでしょう。

2013年02月06日 08:01:00  更新

PageTop